Top Page CATBIRD挨拶  第一部光速度不変の原理  第二部ニュートン力学  第三部超ひも理論  第四部電磁気力  第五部一般相対性理論  第六部精神の力  第七部神の力  第八部波動一元論

「時間と空間の最小単位」と「超ひも理論」の正しい解釈

T.超ひもの振動の伝わる速さ

超ひも  あらゆるものは、長さプランク長lp[m]の「超ひも」の振動で表され計算されます。つまり森羅万象は、究極的に「時間」と「空間」で記述されます。
 そしてその振動は、「超ひも」を光速度c[m/s]で伝わります。振動が、1本の「超ひも」の端から端まで伝わるのに要する時間がプランク時間tp[s]です。したがって
@c=lp/tp
です。

U.粒子のエネルギー

プランク粒子の振動  また、超ひもの角周波数ωが大きくなる程、その1本の「超ひも」が表す粒子の重さが増えます。そして、プランク時間tpに1[rad]振動する「超ひも」が最も重い粒子です。この時の角周波数ω=1/tp[rad/s]=プランク角周波数ωpです。これを「プランク粒子」と言います。

 そしてプランク粒子の質量を、プランク質量mp[s]と言います。プランク質量mpとプランクエネルギーEpは等価であり、相対性理論によると「E=mc2」「m=E/c2」です。
 そして、「光のエネルギーE=hf (h=プランク定数・f=周波数[Hz])」「物質粒子のエネルギーE=hバーω(hバー=換算プランク定数=h/2π・ω=角周波数=2πf)」です。したがって
プランクエネルギーE=換算プランク定数hバー×プランク角周波数ωp=hバー×1/tp=hバー×√(c5/hバーG)=√(hバーc5/G)=mp*c2[J]・・・(1)
プランク質量mp=hバー×√(c5/hバーG)÷c2=√(hバーc/G)[s]
です。つまり(1)より
Ahバー×1/tp=mp*c2
です。

V.粒子間に働く万有引力

プランク粒子間に働く万有引力  そして、プランク粒子同士が近づけるのはプランク長lpまでです。プランク粒子は半径がlp/2だからです。そして、2つのプランク粒子の中心と中心の距離は(lp/2)×2=lpです。
 2個の球体間に働く万有引力は、全質量がその球体の中心点(質点)に集中しているとして計算出来ます。したがって
接し合った2個のプランク粒子間に働く万有引力F=GMm/r2=G×mp2÷lp2=G×√(hバーc/G)2÷√(hバーG/c3)2=c4/G=プランク力Fp=mp*g・・・(2)
です。ただし、G=万有引力定数・Mとmは2つの質量・r=質量間の距離です。

 この宇宙の最高加速度は、プランク時間tpで光速度cに達するものです。それをプランク加速度apと言います。
プランク加速度ap=c÷tp=c/√(hバーG/c5)=√(c7/hバーG)・・・(3)
です。ですから、g=apです。
 つまり(2) (3)より
Bmp*c/tp=G*mp2/lp2
です。

W.粒子に掛かる最大の力

プランク粒子に掛かる最大の力  次は、プランク粒子に掛かる最大の力を検証します。
 プランク質量mpをプランク加速度apで動かす力が、プランク粒子に掛かる最大の力です。したがって
プランク粒子に掛かる最大の力F’=mp*ap=√(hバーc/G)×√(c7/hバーG)= c4/G=プランク力Fp・・・(4)
です。

プランク密度の状態  このとおり(2)と(4)より、プランク粒子が接し合った時に働く万有引力F=プランク粒子に掛かる最大の力F’となります。この状態が「プランク密度ρp」です。宇宙開闢時、宇宙はプランク密度ρpでした。その状態では、プランク粒子が引き合う力と離れようとする力が同じです。ですから、「ビッグバン」によりこの宇宙は膨張出来たのです。
 もし、もっと粒子が小さいか、粒子の質量が大きければ、プランク粒子に働く万有引力の方が、プランク粒子が離れようとする力よりも大きくなるので、粒子同士は二度と離れることは出来ません。つまり「ビッグバン」は起こりません。現実にはビッグバンが起こったのですから、プランク粒子の半径はプランク長lpであり、その質量はプランク質量mpであることが分かりました。

X.プランク単位系導出

 まとめると
@c=lp/tp=2.99792458×108[m/s]
Ahバー/tp=mp*c2⇒hバー/tp=mp*lp2/tp2⇒Dhバー=lp2*mp/tp=1.054364×10-34[Js]
Bmp*c/tp=G*mp2/lp2⇒lp/tp2=G*mp/lp2⇒CG=lp3/mp*tp2=6.67384×10-11[m3/kg*s2]
となります。

 この@CDの連立方程式を解くと
プランク距離lp=√(hバーG/c3)= 1.616229×10-35[m]
プランク時間tp=√(hバーG/c5)= 5.39116×10-44[s]
プランク質量mp=√(hバーc/G)= 2.176510×10-8[s]
の「プランク単位系」が求まります。この距離・時間がこの宇宙の「最小単位」です。

Y.ブレーンの形成

 宇宙開闢当初、自由に動き回っていたこの「超ひも」は、宇宙のエネルギー低下に伴い「相転移」を起こしました。相転移とは、水蒸気として激しく動き回る水の分子が、整然と結合し氷になる現象を言います。
 こうして「超ひも」は結合し、宇宙の三次元空間を満たす「ブレーン」を形成しました。ですから、森羅万象は「ブレーン」の振動で表され計算されます。


▼思考の迷宮 目次
    TopPage 思考の迷宮へ
    Top page思考の迷宮へ
    according to CATBIRD



    inserted by FC2 system