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  • 脳の重さとIQ知能指数の関係について

    気温と脳重量の関係

    脳の容積                                     IQ分布図
    脳の容積 IQ分布図

     虹と同じ並び方となっており、紫→青→緑→黄色→赤→深紅となるに従い、脳重量は軽く、IQは低くなる。その地域に住む人の脳の重さの平均を出すと、寒い地域の人ほど脳が重いことが分かる。

     一番脳が重いのは、ロシアの北部とアラスカ・クイーンエリザベス諸島・南アメリカ大陸の南端である。日本は温暖な地域であり、脳の重さは中位である。熱帯地方では脳は軽くなる。気温が高くなるに従い、明らかに脳は軽くなって行く。

     これに比べて、IQの平均値は気温には関係が無い。人種・民族・文化により差が生じている。中国・韓国・日本・モンゴルと言った、モンゴロイドで漢字文化の影響下にある地域が、IQは一番高い。次にヨーロッパ・ロシア・北アメリカ・オーストラリアと言ったヨーロッパとそこから移住した者の住む地域のIQが高い。アフリカは貧困に苦しんでおり、教育水準は低いものと見られる。

     何故、寒い地域程、人種・民族・文化に一切関係なく、脳が重くなるのであろうか。

    熱と思考力

     毛糸の帽子を被っていると、普段より思考が困難となる。頭は、少し冷えた位がスムーズに働く。脳は体重の2%程度の重さであるが、消費するエネルギーは全体の20%にも達する。従って、すぐに熱がこもってくる。この熱を冷やさなくては、脳の働きは鈍る。
     髪の毛は、直射日光から脳を守る為にある。頭に直射日光が当ると、熱が生じ脳の働きが鈍る。従って、暑い熱帯地方では、髪の毛の間に空気を蓄え、少しでも熱が脳に伝わらない様に、縮れた髪の毛となる。しかし、逆も真なりで、髪の毛は、脳で発生した熱を放出するのを妨げる。文明が進み、帽子を使うようになれば、髪の毛は却って熱の発散を妨げる邪魔な存在となる。太陽の光が強いときには、帽子を被って直射日光が当らないようにすれば良いからである。従って、髪の毛は不要となり、頭が禿げてくる。
     頭の禿げ方を見れば、その事は一目瞭然である。脳で発生した熱は、上に向かう。熱せられた空気は上に昇るからである。従って、頭の上が禿げ横側は禿げない。

    脳の体積と熱の発散

    脳重量と表面積






     体積が大きい程、体積に対する表面積は小さくなる。球体の半径をrpとすると、体積は(4πr3)/3立方pであるが、表面積は4πr2平方pである。表面積÷体積=3/rである。つまり、1立方pに割り当てられる表面積は3/r平方pとなる。rの値が大きくなるほど、体積に対する表面積の割合は小さくなる。(左図は1立方p=1グラムで、脳は球体として計算している)

     熱は物体の表面から発散する。体積が大きくなるほど、表面積の割合が小さくなり、熱は発散し難くなる。従って、暑い地域では、脳は体積を小さくし、機能を損なわずコンパクトにならなければならない。

    脳の大きさと神経細胞の密度

     脳細胞の数は約140億個と言われる。人種により、その数はほぼ一定である。脳は脳細胞とグリア細胞と神経線維から成る。グリア細胞は、酸素や栄養分のみを血液から選りすぐり、神経細胞に与える。神経線維は脳細胞と脳細胞とを結ぶ。結論から言うと、脳の重い人はグリア細胞が多く、脳の軽い人はグリア細胞が少ない。脳の神経細胞と神経線維の数は変わらない。これは、脳1立方p当たりの酸素消費量を測定したデータより明らかである。脳が重い人ほど、脳1立方p当たりの酸素消費量は少なくなる。この事は、脳の重い人は、神経細胞の密度が低い事実を表わしている。

    熱帯地方では脳を小さくする必要がある

     熱帯地方で脳をコンパクトにするには、グリア細胞を減らす必要がある。神経細胞も神経線維も減らす事は出来ない。脳の機能を損なうからである。多少グリア細胞を減らしても、大した影響はない。

    脳の機能を決めるもの

    人は、生まれた時一番神経細胞が多い。神経細胞同士が、神経線維により結び付いて行く。結びついた神経細胞同士は機能を始める。結び付かなかった神経細胞は、不要なものとして死滅するか、予備として取っておかれる。脳の機能は、神経細胞同士がどの様に結び付いているかによって決まってくる。

    ある大天才の脳

    大天才の脳

     難しい数学の問題を考えている時、ほんの親指の先程度の範囲の脳を、2から3箇所使っているだけである。その部分の脳細胞同士の結び付き方次第で、数学の才能は決まってくる。大天才と言われる人でも、脳の重さは1,230gと平均を下回るケースがあった。だが、脳が平均より軽かったので、余り才能はなかったと評価するのは本末転倒である。その大天才の脳の学問的研究を司る部分は大変広く、神経線維も大変複雑に結び付いていたはずである。
     その大天才のIQは、175と伝えられている。右脳の動的イメージを司る部分は、大変広かったと言われている。たが、このIQでは、通常の天才の範囲内である。IQの最高値は228とされている。しかも女性である。しかし、IQは問題を解く能力である。IQテストでは、出された問題を解くのみである。IQは、疑問に思う能力は表わさない。研究分野では、疑問に思えて初めて問題を解くことが出来る。左の脳の持ち主は、この疑問に思える能力が、恐ろしく秀でていたと思われる。その疑問は、明確な姿では現れない。左脳の後部がかゆい様な感覚となって、かすかに現れる。それは1%の霊感である。

     それを、IQを使う抽象的思考により、かゆい所を掻く様な感じでイメージを操作し、明確なものにして行く。慎重にソフトに触らないと、そのかゆさは消えてしまう。
     一説によると、その大天才の左脳の後部は、通常の人とは異なった点があったとも言われている。左の写真に写っているものは、1,230グラムもある人類の至宝である。



    才能の偏り

     何かに優れていると言うことは、何かが劣っていると言うことである。何もかも優れていたのでは、140億個の脳細胞では足りない。突出した才能を持つ人は、才能が偏っているだけである。平均な人は、全てのことにおいて満遍なく才能を持っている。その分、何かに突出した才能はない。全てのことがそつなく出来る平均な人の方が、どの様な環境であっても上手く適応出来る。ある才能に偏った天才は、その才能が発揮できる環境に置かれない限り適応出来ない。

    平均な人化傾向

     生まれてくる子供には、才能に偏りの無い平均な人へと向かう傾向がある。学歴の低い人は子沢山である場合が多い。子に高等教育を受けさせることを望まず、教育費を考えなくても良いからである。高学歴の人は子供が少ない場合が多い。子に高等教育を受けさせるためには、子供の数を制限しなければならない為である。こうなると、代が下るに従って、人間のIQの平均値は低下していくと思える。しかし、実際にはIQの平均値は変化しない。両親のIQが高い時、子供のIQは親よりも低くなる傾向がある。両親のIQが低い時、子供のIQは親よりも高くなる傾向がある。こうして全体の平均は変わらない。

    平均な人が社会を支える

     何でもそつなくこなす平均な人が、あらゆる環境に置かれ社会を支える。特殊の才能を持つ人は、それにあった特別な環境でその能力を発揮し、社会に貢献するのである。

    具体的思考能力と抽象的思考能力

     IQも高ければ良いと言うものではない。IQは抽象的思考能力を表わすものである。これに対して、実社会では具体的思考能力が必要となる。次の問題を考えて見よう。
     花子さんは、親から500円お小遣いを貰い、八百屋に行きました。1個100円のリンゴ2個と1個50円のみかん3個を買い、お釣りを150円貰いました。これに間違いはないか。

     抽象的思考能力は、500−100×2−50×3=150円なので、間違いはないとの答えを即座に出す。
     具体的思考能力は、場面が目に浮かぶ様に考える。花子さんは何歳なのか。八百屋に行ったのは何時か。小学生なら、学校があったので、八百屋には行けなかったのではないか。季節は何時か。その季節にリンゴやみかんが市場に出回っていたのか。行った日は何月何日か。その日は、台風で子供が出かける事は出来なかったかも知れない。親は裕福か。そうでなければ、1日に500円もの小遣いは貰えないのではないか。どんな服を着て行ったのか。その服装では寒すぎないか又は暑すぎないか。そもそも、花子さんは、果物は何が好きなのか。リンゴやみかんは嫌いではないのか。500円はどの様な金種で貰ったのか。100円玉を5つ貰ったのであれば、おつりは400−350=50円ではないのか。よって、この話は嘘ではないか。この様に具体的に思考する。

    バランスの取れた思考能力

     実社会では、具体的思考能力が威力を発揮する。学校の勉強は良く出来たが、実社会に出たら鳴かず飛ばずの人が良く居る。その様な人は、抽象的思考能力が秀でている代わりに、具体的思考能力を犠牲にしている。 両者を両立させることは、かなり困難である。実際、大変な努力と訓練とを必要とする。

    IQ173  祖母が、幼稚園の参観日に行って、私のIQテストの結果について、先生から「大人でもここまでは出来ない。将来が楽しみだ。」と言われたと、喜んでよく話していたのを思い出す。また、小学校の頃、先生から若し都会で育っていればIQは170台であると言われたことがある。都会の子供より田舎の子供の方がIQが低い傾向にあるので、それを修正しているらしい。
     中学の時は、学力テストと知能テストとを比較し、−10から+10をつけていた。知能テストが良いのに学力テストが悪いと−10で、逆であれば+10となる。私は、学力テストはその中学校で一番であったが、0が付けられており、先生から「もっと勉強しろ。」と叱られた憶えがある。その時は、記憶力とIQテストとは関係は無いと思い、不条理に感じた。
     高校では、叔父が隣の高校で教諭をしており、その叔父が「お前は知能指数が抜群に高いらしい。」とよく言っていた。その叔父は、自分の事の様に喜んでいた。

     私は、具体的思考をする為によく瞑想をする。思考中は場面が全く見えなくなるからである。思考を止め、劇場で行われている劇を見るように、心の目で見ながら感じるようにしている。これが出来る様になるには、かなりの訓練が必要であった。 瞑想の仕方については、(瞑想への到達方法)を参照下さい。
    IQ正規分布図

     平均な人は、抽象的思考能力と具体的思考能力とが程よく備わっており、IQは100位である。抽象的思考能力が高くなるほど、場面は見え難くなる。場面を手に取る様に見ることが出来る人は、その浮かんだ場面が抽象的思考を妨げる。従って、人のIQは100を中心とした正規分布をしている。

     正規分布していると言うことは、分布者のもっとも多い中央値が、最もその環境に適していると言うことである。  身長も完全に正規分布をしている。日本人男性の平均身長は169pである。この身長が日本の環境に最も適している。  藪の中を駆け抜けて狩をするピグミー族は小さくなければならない。従って平均身長は140p位である。草原で狩をする人種は、平地を速く走り、遠くまで見ることが出来なければならない。従って、平均身長も180pを超える。身長はそれ以下でもそれ以上でもその環境には合わなくなってくる。

     IQも同様であり、100位が丁度両者のバランスの取れた環境に適した思考能力なのである。

    脳重量と頭囲

    脳重量と頭囲

     平均的な日本人男性の頭囲は57.5pで、脳重量は1,375gである。脳の大きかった偉人として、ロシアの文豪で2,000グラムを超える例が良く上げられる。この人も、ロシアと言う寒い地域の人である。脳の形が同じとすると、この偉人の頭囲は65.5pもあったことになる。(以下単純計算をする。)今までで一番重かった例として、2,300gと言う例が報告されている。頭囲は68pとなる。しかし、この人のIQは病的に低かったらしい。 また、マッコウ鯨の脳は4,800gである。頭が人の形をしているとすると、頭囲は86.5pとなる。だが、IQはあまり高くはない。
     1,230gでは頭囲は55.5pとなる。この大天才が来日した時、日本には私に合う帽子はないと言った。当時の日本人はサイズのことであると理解した。しかし、本当はデザインのことを言ったと推測される。フランスのノーベル賞作家で1,070gと言われている人が居る。フランスは温暖な地域である。頭囲は53pとなる。
     正常に機能している脳で一番軽かった例として、670gの脳が報告されている。これは、最も重いゴリラの脳と同じである。しかし、両者には雲泥の差がある。頭囲が45pの場合、脳重量は676gとなる。桂太郎元首相の脳は1,600gである。この場合、頭囲は60.5pと推測される。

    右利き左利きとIQ

     一般的に、右脳は空間の形や物の動きをイメージし、左脳は言語を司ると言われている。右手は左脳に繋がっており、左手は右脳に繋がっている。従って、右利きの人は左脳が優位脳であり、左利きの人は右脳が優位脳である。左利きの人の中には、空間認識力や動的イメージ力が非常に優れている人が居る。理系の天才と言われる人には、左利きが多い。

     IQテストでは、空間認識テストと言語テスト両方が行われる。従って、右利きの人も左利きの人もIQの値に差はない。一説によると、空間認識テストのみでは、右利きの人はIQ 120以上は100人に1人なのに対して、左利きの人は10人に1人居るらしい。

     左脳は言葉を使って思考し、右脳は動的イメージを使って思考する。上記の大天才は、自分が思考する際、言葉は意味を持たず、動くイメージが現れると言っている。これに対して、社会科学・人文科学の分野では、言葉を使って真実か否かを吟味する。IQテストの中にも、脳の様々な機能を測定するものが含まれており、その数値のみではその人の能力を表すことは出来ない。

    性別とIQ

     一般的には、女性は言語テストが、男性は空間認識テストが得意であるらしい。双方を実施するIQテストでは、総合点では性別による差は表れない。
     また、男性はIQテストの高い人も低い人も女性に比べて多い。女性は平均のIQを持つ人が多い。
     弱色・血友病等も男性に出易い。遺伝子は、母方と父方の2本から成る。男性は、どちらか一方より特別な遺伝子を貰うと、その特徴が発現し易い。女性は、母方と父方双方からその特別な遺伝子を貰わないと、その特徴は発現し難い。つまり、女性は平均な人が多く、才能の偏った人が現れる確率が低い。ノーベル賞受賞者も、圧倒的に男性が多い。

     原始時代、男性は過酷な生存競争にさらされていた。食料を確保し、敵から仲間を守らなければならない。その生存競争に勝ち残った者のみ、子孫を増やすことが出来る。生まれてくる子供の数は、女性の数に掛かっている。懐妊期間が10ヶ月あり、次の子供を作れる状態になるまで、更に数ヶ月掛かる。 男性の人数は影響しない。極端な話、少数でも構わない。従って、男性には遺伝子の特徴が強く現れ、それが環境に適していた場合、多数の子孫を残し、環境に適してはいなかった場合、子孫を残せないシステムを持つ集団が一番強くなる。
     女性の人数は減っては困るので、生存競争にはさらされない。従って、平均的で普通に家事・育児をする人で良かったのである。能力の低い人が発現する危険を冒してまで、能力の高い人を発現させる必要は無かったのである。

    ユダヤ人とIQ

     ユダヤ人のIQの高さは、飛び抜けている。平均が115とも120とも言われている。そして、ノーベル賞受賞者は人口に対する比率で言えば、圧倒的に多い。チェスの名人や企業の経営者・大学教授に占める割合も他を圧倒している。上記の大天才もユダヤ系である。
     原因としては、古来より定住する地を持たず、迫害を受け続けてきたので、その様な過酷な環境ではIQの高い者しか生き残れなかったとも、脳が活発化する病気になる遺伝子を有しているとも言われる。

     その真偽の程は分らないが、ユダヤ人が知的に優れた業績を上げているのは、ユダヤ教が強く影響していると思われる。この宇宙は神が創造したと確信している。従って、この世で起るあらゆることは、神が目的に基づいて設計したのだと考える。 物がここに落ちたのは、ここに落ちる様に神がこの宇宙を作ったからだと信じる。そこで、その仕組みを探求し、重力により空間が歪められ時間の経過は遅れることを発見する。大天才は「神はサイコロを振らない。」と言った。これは、神が創った世界では、物事が偶然に起こることはないと言う信念を述べている。

     これに対して、東洋では仏が宇宙を作ったとは考えない。仏は自分の心の中にあると考え、精神的な仏を追究する。物は色々な所に落ちる。従って、ここに落ちたのは偶然であると考える。宇宙創造の真偽は別として、世の中で起ることは、明確に必然であることが認識出来ない場合、偶然であると考えていたのでは、人に先駆けて新しいことを発見することは出来ない。
     脳の機能も、宗教やイデオロギーと言った信念に大きく左右されると言える。

    脳重量とIQ

     この様に、脳重量とIQの数値とを関連付けることは無意味である。
     そもそも、IQテストとは脳の機能がその大きさでは測れない為に、脳の機能の一面を測定するものとして考案されたのである。 頭蓋骨の色々な部分の形やサイズを調べ、脳の様々な機能とを結び付ける骨相学が一時盛んに行われた。 しかし、その結果、頭蓋骨の形やサイズと脳の機能とは、その間に関連を見出すことが出来なかったのである。それを、脳が大きければIQが高いと言うのはおかしな話である。