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電子の二重スリット実験


T.粒子と波の二重性

 物質波の波長λがプランク長に近づくほど、物質は1粒の粒子と観測されます。つまり、プランク長で伝わる振動は、一本の「超ひも」が振動しながら移動しているように振る舞うのです。
 波長λが長くなるほど、物質は波として観測されます。つまり、超ひもの網上を伝わる長い波は、一本の「超ひも」の振動とは振る舞わず、「超ひもの網上」を伝わる波として振る舞います。

 これは移動中のケースです。物質が静止すると、振動は一本の超ひもの中に限定されるので、一本の超ひもの振動となり粒子になります。

U.電子の二重スリット実験

電子の二重スリット実験

 電子の二重スリットの実験では、1粒の電子を発射し、10-6[m]離れた2つの穴を通過させました。すると、1[m]離れたスクリーン上に干渉縞が出来ました。 これは、電子の質量や速度がプランク質量mpや光速度cに比べて格段に小さいので、発射された1粒の電子は波として振る舞い、2つの穴を同時に通過しお互いに干渉し合いスクリーン上に干渉縞を作ったのです。

V.電子の速度

 電子の質量は、9.109389×10-31[s]です。電子波の振幅が5×10-7[m]以上あれば、電子波は10-6[m]離れた2つの穴を同時に通過することが出来ます。では、その為に必要な電子の速度vは幾らでしょうか。  物質波は超ひもの正弦波であり、振幅A=波長λでした。
 ※詳細は kothimaroの物理学を参照下さい。

 「電子の波長λ=h/mv」なので
 電子の速度v=h/mλ= h/mA= 6.626069×10-34[Js]÷(9.109389×10-31[s]×5×10-7[m])= 1.454777×103[m/s]
 です。電子の速度は、約秒速1,500[m]です。

 この様に、1粒の電子を1.454777×103[m/s]以下の速さで発射すれば、電子波は10-6[m]離れた2つの穴を同時に通過することが出来ます。


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