質量が回りの時空間を歪め、それが重力と観測されると言う見解があります。しかし、実体のない時間や空間そのものが変化することがあるのでしょうか。
一方、量子力学では、重力は、グラビトンが物質の間を光速往復することで生じると考えます。あたかも、グラビトンがまるで輪ゴムの様に、2つのものを近づけるのです。グラビトンの輪は小さくなろうとするのです。決して量子力学では、空間自体が歪むとは考えません。
では、重力波における「時空間自体の変化」を説明出来るのでしょうか。
時間と空間には実体がありません。つまり、何か他のより基本的なもので構成されている訳ではないので、何も構造がありません。何も構造のないものが変化する仕組みを説明することは不可能です。
ですから、「時間と空間自体の変化する仕組み」は未来永劫説明されません。
一方、物質の変化は説明可能です。分子は原子で、原子は素粒子で、素粒子は「超ひも」の振動で表現することが出来ます。
ゆえに、重力も超ひもの振動=グラビトンで説明しなければなりません。重力を時空間の変化で説明すると、その仕組みは永遠に説明不可能となってしまいます。
説明出来ないことを正しいと考えることは、「神の存在は証明出来ないけれども信じる」ことと同じです。それは科学ではなく信仰です。
こう言う意味で、私はグラビトンに軍配を上げざるを得ません。