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ブレーンは相対的静止系である


T.相対的静止系

 M理論では、宇宙の3次元空間を満たす「ブレーン」の振動で神羅万象を表し計算します。したがって、この「ブレーン」が「相対的静止系」です。

U.ニュートンのバケツ

 「ニュートンのバケツ」で、@回転していない静止系があることは証明済みです。静止系@は「ブレーン」に対して運動していません。
 もし強く念じるだけで、A地球が自転している、否B地球は静止しており宇宙全体が反対方向へ回転していると自由に設定できたらどうなるでしょう。

 ケースAでは、地球に遠心力が働いていますが、ケースBと強く念じれば地球が静止するなら、地球の重力は強まります。そして、宇宙は回転を始め、遠心力により天体は凄まじい速度で外側に飛び出してしまいます。

 また、ケースBでは、地球から4.1224×1012[m]より離れると、回転速度が光速度cを超えてしまい「相対性理論」に反します。

V.GPS衛星の時計の遅れ

 (ここでは、重力の影響を考えません)地上でGPS衛星に搭載する時計Aは速く進む様に設定し、もう1つの時計Bはそのままにします。そして、時計AとBをGPS衛星の軌道に乗せます。GPS衛星搭載の時計AとBは遅れるので、時計Aは地上の時計Cとシンクロし、時計Bは地上の時計Cより遅れます。

 故に、GPS衛星搭載の時計Bから見ると、地上の時計Cは速く進んでいます。つまり、地上からGPS衛星を見るとGPS衛星搭載の時計は遅れて見え、GPS衛星から地上を見ると地上の時計は進んで見えるのです。

 この様に、「ブレーン」と言う回転していない静止座標が実際にあるのです。

W.運動の基準となる系

 光はヒッグス粒子の影響を受けないので、そのまま光速度cで「ブレーン」の中を伝わります。一方、物質が「ブレーン」の中を伝わると、ヒッグス粒子が生じ纏わり付くので、動き難さと言う質量を与えられます。したがって、物質は「ブレーン」の中を、光速度c未満でしか移動することができません。

 つまり、物質がこの「ブレーン」に対して相対的に動くと、ヒッグス粒子が生じ質量が与えられます。物質が、この「ブレーン」に対して加速するとGが掛かります。物質の「ブレーン」に対する移動速度が光速度cに近づく程、粒子は動き難くなり時計は遅れ定規はローレンツ収縮します。物質がこの「ブレーン」に対して回転運動をすると遠心力が掛かります。
 この様に、「ブレーン」はものの運動の基準となる「相対的静止系」です。しかし、「ブレーン」は相対性理論が否定する「絶対静止系」ではありません。「ブレーン」自体が空間の中をどの様に動いているか知る術がないからです。
 しかし、「ブレーン」自体の動きは物理現象に影響しません。「ブレーン」に対する相対運動で質量・G・遠心力・時計の遅れ・定規の収縮等の物理現象が起こるからです。

X.ものの移動速度の測定方法

 光も物質も「ブレーン」を伝わる振動です。そして、@空間における「ブレーン」の動き自体は、物理現象に影響しません。ですから、空間に対する「ブレーン」の移動速度は測定不可能です。

 それに比べ、「ブレーン」に対し光や物質が動くと、物理現象が変化します。故に、「ブレーン」に対する物質や光の速度は測定可能です。

 例えば、A「ブレーン」に対して動くと質量が与えられ、「ブレーン」に対して加速するとGが掛かり、「ブレーン」に対し光速度cに近い速度で移動すると時計は遅れ定規は収縮します。「ブレーン」に対して回転すると遠心力が掛かります。
 また、B宇宙背景輻射は「ブレーン」上を光速度cで伝わります。そして、宇宙背景輻射を基準にすると、地球は370q/秒で移動していることが分かっています。

 つまり、空間の中をブレーンがどの様に動いても、そこで起こる物理現象に影響を与えないので、空間中のブレーンの動きは測定する術はありません。
 一方、ABの物理現象を観測すれば、物質や光が「ブレーン」に対してどれだけの速度で移動しているか分かります。

 例えば、以下のとおりです。
 様々な速度・色んな方向へ動く時計の内、最も速く進むものが「ブレーンに対して静止している時計X」です(ここでは、重力による影響は考えません)。その時計Xからの遅れを調べれば、t'=t√(1-v2/c2)より動いている時計の速度vが求まります。基準となる「ブレーン」がないと、私の回答のとおり「自爆のパラドックス」が起こります。

 様々な速度・色んな方向へ動く定規の内、どちらを向いても全く収縮しないものが「ブレーンに対して静止している定規X」です(ここでは、重力による影響は考えません)。その定規Xと比べた収縮率を調べれば、x'=x√(1-v2/c2)より(「ローレンツ収縮」=進行方向へ√(1-v2/c2)倍収縮する)、動いている定規の速度vと移動方向が求まります。

 様々な速度・色んな方向へ動きながら宇宙背景輻射を観測して、どちらから来る宇宙背景輻射も全く赤方偏移や青方偏移しなかった観測者Xが「ブレーンに対する静止者X」です。赤方偏移や青方偏移を測定すれば、観測者の「ブレーン」に対する移動速度vが計算できます。

 この様に、私の文章の意味は、『空間の中を「ブレーン」が移動する方向と速度は分からないが、物質の「ブレーン」に対する相対速度は測定出来る』です。

 ですから、「空間」と言う「絶対静止系」は特定できないのです。「空間」自体に、絶対静止の一点を記すことが出来ないからです。

 しかし、運動の基準となるのは「ブレーン」と言う「相対的静止系」です。
 そして、私の回答のとおり、観測により物質や光の「相対的静止系」に対する移動速度・移動方向は特定できます。


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