爬虫類や魚類は年を取っても、見た目はあまり変わりません。逆に、爬虫類や魚類は、年を重ねるに従いどんどん大きく強くなって行きます。
これに比べて、哺乳類は一定の年齢が来ると成長は止まり、子供を作り育て終わる年齢が来ると老化し死にます。これはどうしてでしょうか。
爬虫類や魚類の様に、親が何時までもどんどん強くなると、子供の居場所がありません。親にエサを独占され、子は生きてゆくにも事欠きます。これでは、進化の速度は遅くなります。
これに比べて、哺乳類は、子供を育て終わると老化し死に、子供にその席を明け渡します。その様にして、次々と子供にバトンタッチして行く方式の方が、進化の速度が速まります。
この様にして、哺乳類は生存競争を勝ち残ったのです。哺乳類には、一定年齢が来ると老化し死ぬことが遺伝子の中にプログラムされています。次第に細胞分裂をしなくなり、体は急速に老化して行きます。これに比べて、爬虫類や魚類は何時までも若々しく成長を続けます。