★第一部光速度
近日点の移動
マックスゥエル
マイケルソンとモーレー
光行差
c-vcosθ
物質収縮
自然哲学
物質変化
静止系
光速度不変の要請
逆変換
レーザー
速度の加法則
横ドップラー
時空間の変化
ローレンツ収縮
リングレーザージャイロ
同時性の相対性
ウラシマ効果
物質波
静止系は発見出来る
1.絶対静止の1点
この宇宙の中で、静止している1点を指し示すことが出来るでしょうか。静止系を見つけることが出来なければ、
物の運動は相対的なものとなります。つまり、一方が動いていれば他方は静止している、他方が動いていれば一方は静止している
と見ることが出来ます。
静止系を見つけることは出来ないとする考え方によると、A慣性系からB慣性系へ、B慣性系からC慣性系へ、
C慣性系からA慣性系へ、時間及び空間は、同一変換式で正変換出来なければなりません。
また、逆にC→B→Aへと同一変換式で逆変換することが出来なければなりません。
こう言う意味で、ローレンツ変換は、
あらゆる慣性系からあらゆる慣性系へ自由自在に正変換・逆変換することが出来、静止系はないとする考え方を満足させます。
2.加速によるGは、見方を変えただけで消えるのか
しかし、加速運動をしている物質にはGが掛ります。ここに、加速している物質αと静止している物質βがあります。
物質αには、その加速度に応じたGが掛かっています。
静止系がないと考えると、αは静止しており、
βが加速運動をしていると見ることも出来ます。そう考えると、今までαに掛かっていたGは消え、今度はβにGが掛かるのでしょうか。
3.Gは「何か」との位置関係に応じて生じる
見方を変えただけでは、Gは生じたり消えたりすることはありません。Gは「何か」との位置関係に応じてαに掛ります。
宇宙に物質はα一つとなったと仮定します。それでも、αには加速運動をするとGが掛かります。α以外に物質はありません。
したがって、その何かとは物質ではありません。物質は「超ひも」の振動です。物質の無い真空中にも、振動していない超ひもがあります。
したがって、「何か」とは超ひも以外にはありません。
4.物質の運動とは
物質の運動とは、超ひもの物質としての振動が、次から次へと隣の超ひもに伝わっている現象です。超ひも自体は動かず、
物質としての振動が伝わっているのを見て、物質が動いていると思うのです。
5.物質が光速を超えられない理由
超ひもの振動自体が光速で伝わります。光と物質を動かす4つの力はそのまま光速で伝わります。
物質はヒッグス粒子により移動を妨げられています。移動エネルギーにより、全ての抵抗を無効にした時、
物質は本来の速度である光速で伝わる様になります。
6.超ひもが動いてはならない理由
物質として振動する超ひも自体が移動すると、Gが掛かる理由が説明出来なくなります。したがって、超ひも自体は動いてはなりません。
宇宙には大きな超ひもの集合体があります。その中で、超ひも同士相対的位置関係を変える事はありません。
超ひもの集合体は宇宙の中を動いているかも知れません。しかし、その動きは、超ひもの集合体の中で起こる物理現象に
一切影響を与えません。
7.静止系とは
したがって、静止系とは動かない「超ひもの集合体」であることになります。その超ひもの集合体の上を光はc[m/s]で、
地球はv[m/s]で伝わります。地球から光を見ると、光の相対速度は√(c2+v2-2cvcosθ)[m/s]となります。
これは第二余弦定理より導くことが出来ます。但し、移動する慣性系では、時間及び空間が
t’=t/√(1-v2/c2)
x’=x/√(1-v2/c2)
y’=y
z’=z
と主観的に変換される為、時間及び空間の定義が変わり、光の速度は(c-vcosθ)[m/s]と計れます。
リングレーザージャイロ装置でも、光の速度をそう設定しています。
光の速度が相対的であると言うこと自体、静止系の存在を示している。
空間が光を一定速度で伝えており、空間は実体を有し位置を考えることが出来る。その空間の実体は超ひもである。