太陽系の惑星は、左回りに公転し、左回りに自転している。金星のみ右回りに自転している。また、天王星と冥王星は横倒れとなり、常に同じ面を太陽に向けて自転している。何故、大多数の惑星は、左回りに公転及び自転しているのであろうか。
宇宙空間に漂う塵が次第に集まり、塵の大きな固まりが出来る。塵はお互いに遠くから万有引力で吸い寄せられ一箇所に集まった為、運動エネルギーを有している。
塵はお互いに引き合いながら、中心を回る運動をする。右回りか左回りかどちらか量の多いほうに回転は決定される。
塵同士はお互いに引き合っているので、左回りや右回りを各塵が自由に動ける訳ではない。塵の塊は、平面の円盤状になり、同一方向へ回転する様になる。
球体であると、塵は縦横様々な方向へ回転することとなるが、塵同士引き合っているので、バラバラの方向へは回転しない。全ての塵は、同じ方向へ回転するようになる。太陽系は、たまたま左回転となったのである。
そして、塵は幾つかのリングに別れ、それぞれのリングが一つになり、惑星が出来上がる。その時、リングの内側の塵の移動速度は、リングの外側の塵の移動速度より速いのです。内側程太陽の重力が強く、速く公転しないと太陽に落下してしまいます。
内側の赤丸の塵が外側の青丸の塵より速度が速く、また公転軌道も短いので、先に進みます。そうすると、赤丸の塵が青丸の塵を引っ張る形になります。赤丸の塵は減速し、青丸の塵は加速します。同じ地点に来た時、青丸の塵の速度が赤丸の塵の速度を上回ります。その為に、外側の青丸の塵の運動エネルギーが勝り、惑星は左回転をする様になるのです。
また、地球は太陽の重力による潮汐力により太陽方向に長い楕円体に潰れます。地球が太陽に向ける面が変ると、潰れる方向が変るので、地球内部の物質がきしみ大量のエネルギーを使います。公転方向へ自転した方が、自転一回転分太陽に向ける面が変るのが少なくなります。その為に、集まった塵の持つ運動エネルギーの消耗は少なくなります。従って、公転方向へ自転する方がスムーズなのです。
金星は、何かが衝突しひっくり返ったとしか考えられない。地球も太古の昔、火星程度の星がぶつかり、24度傾いた。そして、もぎ取られた地球の一部が月となったのである。