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宇宙の始まり

T.真空中で振動するもの

 電磁波は電場と磁場の振動です。電場と磁場の振動が止まると電磁波はなくなります。

 電磁波(=光)と同様に、物質も「空間」の振動ではないでしょうか。ド・ブロイは物質が波であるとし、物質波の波長を「λ=h/mv」と表現しました。これを「ド・ブロイ波長」と言います。量子力学では物質を波動関数で表現します。そして「超ひも理論」では物質を超ひもの振動と考えます。超ひもが振動すると物質や光と見え、振動を止めると真空と見えます。

U.エネルギーの発生

 宇宙が始まる前、空間は全く振動しておらず観測され得る現象は一切ありませんでした。すなわち、エネルギーE=0の状態です。

 ある時、0=プラスのエネルギー+マイナスのエネルギーとなりました。そして、プラスのエネルギーは我々が住む実数の空間を振動させ、マイナスのエネルギーはパラレルワールドである虚数の空間を振動させました。
 そのエネルギーにより「空間」が振動を始め最小単位のものが生じ、その相互作用により物質や光が出来て我々の宇宙とパラレルワールドが形成されました。

エネルギーE=質量m×加速度a×距離l=質量m×距離l÷時間t2×距離l=ml2/t2[J]
です。
虚数空間の距離=li=l√(-1)なので
虚数空間のエネルギーE'=-ml2/t2
実数空間のエネルギーE= ml2/t2
です。
 したがって
虚数空間のエネルギーE'+実数空間のエネルギーE=-ml2/t2+ ml2/t2=0(宇宙が始まる前のエネルギー0の状態)
です。

 この様に、ビッグバンにより「空間」が振動を始め、点から現在の大きさに相似膨張したのです。「0=プラスのエネルギー+マイナスのエネルギーとなりました。」
 つまり、エネルギー0の状態=全く振動しない状態から、プラスのエネルギーとマイナスのエネルギーが生じました。
 プラスのエネルギーは我々の実数空間を振動させ、マイナスのエネルギーはパラレルワールドの虚数空間を振動させたのです。こうして、我々の宇宙とパラレルワールドで物質が生じ、2つの宇宙が始まりました。

V.宇宙の終わり

この空間の場の膨張が収縮に転じ、我々の宇宙である実数空間のプラスエネルギーとパラレルワールドである虚数空間のマイナスエネルギーが合わさりエネルギー0になると、「超ひも」は振動を止めます。
「超ひも」の太さは0なので、無数の「超ひも」は点に丸まります。空間には振動しない大きさの無い1点のみとなります。ですから、何も観測されるものはありません。後に残るのは、何もない空虚な「時間」と「空間」です。これが「宇宙の終わり」です。