地球外生命の可能性

フランク・ドレイク

 ドレイクは、地球外文明の数(N)を計算する方程式を考案しました。
N=R×P×E×L×I×C×T
R=人類がいる銀河系の中で1年間に誕生する星(恒星)の数
P=ひとつの恒星が惑星系を持つ割合(確率)
E=1つの恒星系が持つ、生命の存在が可能となる状態の惑星の平均数
L=生命の存在が可能となる状態の惑星において、生命が実際に発生する割合(確率)
I=発生した生命が知的なレベルまで進化する割合(確率)
C=知的なレベルになった生命体が星間通信を行う割合
T=知的生命体による技術文明が通信をする状態にある期間(技術文明の存続期間)
 この計算の結果、N=10と言う結果が出ました。つまり、現在10の文明が存在すると計算しました。

 現在、生命が存在する可能性の高い惑星として、グリーゼ581gが期待されています。グリーゼ581gは、太陽系から約20光年離れた赤色矮星グリーゼ581の周囲を公転する6つの惑星の内、内側から数えて4番目の惑星です。この惑星は、大変地球とよく似た星であると推定され、生命が存在する可能性があると考えられています。