速度の上限が光速である理由

 私は、真空には超ひもが網状に繋がった「超ひもの網」があると考えています。

 ビッグバン直後、超ひもはそれぞれ自由に動き回っていました。しかし、宇宙のエネルギーの低下に伴い、宇宙は相転移を起こしました。今まで自由に動き回っていた水蒸気が、氷の結晶として規則正しく結合する様に、超ひもも網状に規則正しく繋がりました。

 一本の超ひもが物質として振動するとそれは物質と見え、光として振動するとそれは光に見えます。そして、振動を止めると真空と見えます。

   物質を動かす重力・電磁力・強い力・弱い力も、超ひもの振動として表現されます。つまり、物質としての振動が物質を動かすエネルギーとしての振動に変わり、逆にエネルギーとしての振動が物質としての振動に変わり得るのです。

 そして、一本の超ひもの端から端までその振動は光速で伝わり、真空中も同じ光速で伝わるのです。このことは、超ひもは網状に繋がり、光としての振動は「超ひもの網」上をそのまま光速で伝わっていることを意味しています。

 この超ひもには質量がありません。ですから、光としての振動は幾ら進んでも減衰することがありません。

 物質も、この「超ひもの網」上を振動として伝わります。しかし、物質の場合には、「超ひもの網」上を伝わるとヒッグス粒子が生じまとわり付き動き難さを与えられます。その為に、物質は光速未満でしか移動することは出来ません。

 そして、この「超ひもの網」が静止系であり、これを基準にすれば物質の絶対速度を特定することが出来ます。

 波としての光は四方八方に広がるので、光源から遠ざかるに従い光の当たる面積が距離の2乗に比例して広くなります。

 その為に、天体の明るさは距離の2乗に反比例します。しかし、光が途中で消えて無くなったりはしません。この法則に従って、無限の遠方にまで届きます。

 それは、超ひも自体には重さがないので、その振動が途中で弱まることがないからです。