• CATBIRD日記 (物理・数学・歴史・哲学・宗教の未解決問題を扱ってます)
  • 真空には何があるか

    物質や光とは

     物質も光も「超ひもの」振動として表わされます。物質として振動している「超ひも」は物質と見え、振動していない「超ひも」は真空と見えます。真空中にも、振動していない「超ひも」と言う実体があります。この実体が、物質や光を波として伝えています。「超ひも」は網状に繋がり、その「超ひもの網」上を、物質や光は波として伝わります。この空間の実体である「超ひもの網」が静止系であり、あらゆる物質の速度は、この静止系を基準として絶対的に表すことが出来ます。

    真空中に何もなかったら矛盾が起こる

     真空中に何も無いとすると、この宇宙は空虚な空間を粒子が移動しているだけとなります。物質も光も粒子となります。空虚な空間の位置を考えることは出来ません。後に残るのは、動き回る粒子のみです。これでは、一体どの粒子が静止しておりどの粒子が移動しているのか、誰にも分かりません。つまり、この宇宙で静止している一点を示すことは出来なくなります。

     すると、運動は相対的なものとなります。この物質Aが静止していると仮定すると、この物質Bは加速している。逆に、物質Bが静止していると仮定すると物質Aの方が加速している。こう考えるしかなくなります。つまり、この慣性系が静止していると仮定すると、この慣性系は移動しているとしか言えず、全ての慣性系は平等なものとなります。静止系と言った特権を有する慣性系はないこととなります。

     静止系が無ければ、双子のパラドックスが起こります。双子がいて20歳の時一方はパイロットとしてロケットに乗り込み、高速で宇宙を旅して地球に戻って来ました。高速で移動すると時間の経過が遅れるので、再会した時、パイロットの方が若いと言えます。しかし、静止系がないと、逆にロケットは静止しており地球の方が高速で移動したとも考えられます。すると、今度は地上に居た方が若いと言えます。この様に、静止系がないと、時間の理論は破綻します。

     現在では、「超ひもの網」が静止系と考えられており、双子のパラドックスの問題は解消されています。