• CATBIRD日記 (物理・数学・歴史・哲学・宗教の未解決問題を扱ってます)
  • しないことに意味はあるか

    面倒くさい

     「しないこと」の意味を考えましょう。勉強やスポーツもやりすぎると体を壊します。人の心は常に行動をしようとする気持ちと行動を抑制しようとする気持ちが対立しています。試験が迫れば、「する」気持ちが高まり「しない」気持ちに打ち勝ち、勉強をします。逆に、勉強しすぎて体や頭が疲れ切った時、まだ勉強を「する」気持ちが勝ると、本当に体や心を壊してしまいます。ですから、「しない」気持ちが打ち勝ち勉強を止めるのです。そして、体や頭を休めたり、他の楽しい事をしてリフレッシュするのです。

     この様に、「だるい」「面倒くさい」と言った「しない」気持ちも大切です。この「する」気持ちと「しない」気持ちの強弱は人により異なります。そしてそれぞれに、適した環境があります。学者や研究者は、「する」気持ちが強い方が有利です。逆に、何もしないでいる人にも適した環境があり、集団には必要なのです。例えば、巣の中には、全く働かないアリが居るそうです。あくせく働き疲れているところに敵が襲ってきたら、全滅します。その為に、働かず何時も元気なアリが必要なのです。

     この様に、「する」ことも「しない」ことも大切な気持ちであり、集団には必要なものなのです。