★第一部光速度
近日点の移動
マックスゥエル
マイケルソンとモーレー
光行差
c-vcosθ
物質収縮
自然哲学
物質変化
静止系
光速度不変の要請
逆変換
レーザー
速度の加法則
横ドップラー
時空間の変化
ローレンツ収縮
リングレーザージャイロ
同時性の相対性
ウラシマ効果
物質波
レーザー機器で光の相対速度を(c-vcosθ)[m/s]とする理由
1.ローレンツ変換を三角関数で表現する
ローレンツ変換は、
@t'= (t-(vx/c2)) / √(1-(v2/c2))
Ax'=(x-vt)/√(1-(v2/c2))
By'= y
Cz'= z
ですが、これを三角関数で表現することも出来ます。
変換前の光をD(x,y,z)=(ct*cosθ,ct*sinθ,0)とし(平面で説明します)、変換後の光を(x',y',z')とします。
光速度不変の原理の要請により、√(x2+y2+z2)=ct、かつE√(x'2+y'2+z'2)=ct'が成立します。
EにAからCを代入すると、
F√{((x-vt)/√(1-v2/c2))2+y2+z2}=ct'
FにDを代入すると、
√{((ct*cosθ-vt)/ √(1-v2/c2))2+(ct*sinθ)2+02}=ct*√{((cosθ-v/c)/ √(1-v2/c2))2+sinθ2}= ct*√{((cosθ-v/c)2)*c2/(c2-v2)+sinθ2}= ct*√{{((cosθ-v/c)2)*c2+ (sinθ2)*(c2-v2)}/(c2-v2)}=(t*c/√(c2-v2))*√(c2*cosθ2-2cv*cosθ+v2+c2*sinθ2-v2*sinθ2=(t/√(1-v2/c2))*√(c2*cosθ2+c2*sinθ2-2cv*cosθ+v2-v2*(1-cosθ2)= (t/√(1-v2/c2))*√(c2-2cv*cosθ+v2*cosθ2)= (t/√(1-v2/c2))* (c-v*cosθ)= (c-v*cosθ)* t/√(1-v2/c2)=ct'
∴Gt'=t*(c-v*cosθ)/c*√(1-v2/c2)
となります。
2.現実の変換
しかし、高速で移動するGPS衛星では時間の経過が
Ht'=t/√(1-v2/c2)
と遅れる為、内臓する時計は、
t'=t*√(1-v2/c2)
だけ、早く進むように設定されています(但し、今は重力の変化による時間経過の変化は考慮していません)。
そうなるとGは、
(c-v*cosθ)/c=1
となり、矛盾します。v慣性系の光の相対速度は、
Ic'=(c-v*cosθ)
でなくてはなりません。このことは、ロケットの自動操縦に使用するリングレーザージャイロ装置において、
光の相対速度を(c-v*cosθ)[m/s]としていることからも、真実であることが分かります。光速度不変の原理は破れています。
光速度不変の原理は、マックスウェルの方程式において、光速度が不変であるとして計算しても、
現実の動きと一致する為に仮定された考え方です。
3.CATBIRD変換
まとめると、速度v[m/s]で移動する慣性系に於ける時間・空間・光の速度は、
Gt'=t/ √(1-(v2/c2))
Dx'=(x-vt)/√(1-(v2/c2))
Ey'= y
Fz'= z
Hc'=(c-vcosθ)
と変換されます。これをCATBIRD変換と呼びます。ローレンツ変換とCATBIRD変換とが異なる理由は、トップページを参照下さい。