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静止系は発見できる

T.静止系は存在するか

 図と平易な文章で、「静止系が存在する」ことの説明を試みたいと思います。

U.加速する車の中で体に掛かるG

体に掛かるG  急加速する車の中で、この車は静止していると幾ら念じても、体に掛かるGは消えません。この宇宙に車と私のみとなったとします。それでも、Gは何かを静止とし、それを基準とした加速度に応じた強さで私の体に掛かります。私と車しかないので、何かとは物質はありません。
 一方、空間は何もない空虚なものではなく、物質がその中を移動すると質量を与えるヒッグス場があります。つまり、物質は空間を静止しているとして、その中を相対的に移動すると質量を与えられ、加速するとGが掛かるのです。この様に、空間自体を静止系と考えることが出来ます。

 静止している点が無いとしたら、車は加速しているのか、等速直線運動をしているのか、静止しているのか全く分かりません。それなのに、体に掛かるGは加速度に応じた強さで、私の体に掛かります。と言うことは、静止系があり、それを基準とした加速度に応じてGが掛かると言うことです。

 Gは静止している「何か」を基準とした加速度に応じて掛かっているが、その「何か」とは何でしょうか。

V.静止系はある

 加速系があると言うことは、「静止系がある」と言うことです。静止系がなければ、加速しているのか・等速直線運動をしているのか・静止しているのか分からないからです。
 静止系があれば、地球とロケットの絶対速度を特定出来るので、「双子のパラドックス」は起こりません。静止系がないと、必ず「双子のパラドックス」が起こり時間の変換式は破綻します。