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この世の最大加速度の「kothimaro加速度(ak)」

ブラックホール

 ものがブラックホールの「シュバルツシルト半径」内に入ると、その強力な重力で落下し何ものもそこから脱出出来ないと言われています。光でさえも例外ではありません。
 では、光も抜け出せない程強力な重力加速度は幾らでしょうか。それを求めるには、先ずこの世の最大加速度を知らなければなりません。

この世の最大加速度

 この宇宙の距離の最小単位をプランク距離lp=(1.616199×10-35)mと言います。この世の最速の光速c=(2.997925×108)m/sでlp進むのに要する時間をプランク時間tp=(5.39106×10-44)秒と言います。これで
プランク距離lp(1.616199×10-35)m÷プランク時間tp(5.39106×10-44)秒=光速c(2.997925×108)m/s
となります。

 ですから、この世で最大の加速度は、最短時間のプランク時間tpに最速の光速cに達するものです。それは
最大加速度=光速c(2.997925×108)m/s÷プランク時間tp=c/tp=(5.39106×10-44)秒=(5.562012×1051)m/s2
です。これを「kothimaro加速度(ak)」と呼びます。これは光の加速度です。光はプランク時間tpで光速cに到達し、その後は速度の上限の光速cで伝わり続けます。

プランク力

 この世で最大の向心力や遠心力は、「kothimaro加速度(ak)」(m/s2)×質量(s)で求まります。
遠心力F=mvω=mv2/r
です。m=質量(s)・v=速度(m/s)・ω=角速度(rad/s)・r=半径(m)です。遠心力の強さは、速度と角速度に比例し、又は速度の2乗に比例し半径に反比例します。ですから、1粒の粒子に掛る最大遠心力は、1粒の最大質量であるプランク質量mp=(2.17651×10-8)sの粒子が、最速の光速cで、最も小さいプランク距離lpの半径の円周を回った時のものです。その時
角速度ω(rad/s)=光速c÷プランク距離lp=(2.997925×108)m/s÷(1.616199×10-35)m=(1.855151×1043)rad/s
この最大角速度を「kothimaro角速度(ωk)」と呼びます。
最大遠心力=プランク質量mp×光速c×「kothimaro角速度(ωk)」=(2.17651×10-8)s×(2.997925×108)m/s×(1.855151×1043)rad/s=(1.210488×1044)Nニュートン=「プランク力」
です。この時
最大加速度=プランク力÷プランク質量=(5.561605×1051)m/s2=「kothimaro加速度(ak)」であることが分かります。ですから、
最大遠心力=最大向心力=ak×mp
です。

ブラックホールの半径

 光はこの最大加速度で進もうとします。この加速度のものを前に進まない様にするには、同じ大きさの重力加速度を加えて落下させる必要があります。
 重力加速度g(m/s2)=GM/r2 {G(重力定数)=(6.67384×10-11)m3s-1s-2・M=質量(s)・r=物質からの距離m}です。
 つまり、重力による加速度gは、物質の質量Msに比例し、物質からの距離rの2乗に反比例します。「kothimaro加速度(ak)」になる距離rは次の様にして求めます。
 「kothimaro加速度(ak)」c/tp=GM/r2 、r2=GMtp/c、r=√(GMtp/c)メートルです。この半径を「kothimaro半径(rk)」と呼びます。
 光でさえも「kothimaro半径」の円の表面では、自身の推進力である最大加速度(ak)と同じ加速度で落下するため、何ものも「kothimaro半径」から脱出することが出来ないのです。
 一方、「シュバルツシルト半径」=2GM/c2としています。