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超ひもの1ラジアンの振動で質量が生じる

T.仮想粒子

 物質波は、「ヒッグス場」を1[rad]振動(回転)させると「ヒッグス粒子」に動き難さである質量を与えられます。したがって、1[rad]振動する間は質量を与えられないので、光速度cで移動することが出来ます。この間の粒子を「仮想粒子」と言います。

 仮想粒子とは「BE=√{(m0c2)2+(pc)2}」が成立しない粒子です。これに対して、Bが成立する粒子を「実粒子」と言います。

 「パイ中間子」は上記のとおり、1[rad]振動(回転)しないと、「ヒッグス機構」に質量を与えられません。ですからその間、光速度cで移動出来る「仮想粒子」で居られます。それ以上振動(回転)すると、「ヒッグス機構」に質量を与えられ、「実粒子」となります。
 「パイ中間子」の質量=m0なので
「パイ中間子」のエネルギーE=m0c2
です。ですから
光速度cで移動する「パイ中間子」のエネルギーE=m0c2≠√{(m0c2)2+(pc)2}=√{(m0c2)2+(mc2)2}=∞
です。このとおりBは成立しません。
 ※m=c[m/秒]で移動するパイ中間子の質量=∞、p=mvを使いました。

U.パイ中間子

 では、どうして「ヒッグス場」を1[rad]振動すると「ヒッグス粒子」の影響を受けるのでしょうか。

 それには、湯川博士の「パイ中間子」の質量の求め方「m=hバー/rc」が参考になります。パイ中間子は質量があるにもかかわらず、陽子と中性子間rを光速度cで往復します。片道に要する時間をtとすると、t秒間は「ヒッグス粒子」に質量を与えられず、光速度cで移動出来ます。

 パイ中間子が光となった時の波長は「コンプトン波長λ=h/mc」です。陽子と中性子間rがλの何分の1かが分かれば(何[rad]回転したか分かれば)、「パイ中間子」の質量mは求まります。

 では、「プランク粒子」が「仮想粒子」で居られる時間tを調べます。「プランク粒子」の質量mp=√(hバーc/G)です。したがって
「プランク粒子」の「コンプトン波長λ」=h/mpc=2πhバー/mpc=2πmplp2/tp/mpc=2πlp2tp/tplp=2πlp
です。「超ひも」の長さはプランク長lpなので、「プランク粒子」の「コンプトン波長λ」=2π×プランク長lpです。
 ※hバー=mplp2/tp、c=lp/tpを使いました。

V.プランク粒子

 「プランク粒子」が半径プランク長lpの円周上(2πlp)を、光速度cで回転します。この時「超ひも」は繋がり「3次元立体ブレーン」を形成しています。ですから「プランク粒子」は、2πlpの円周上を振動として伝わることが出来ます。
 「プランク粒子」の振動は、円周上をプランク時間tpにプランク長lp進みます。「プランク粒子」の振動が時間と距離の最小単位であるプランク時間tp続きプランク長lp進んで初めて物理現象が起こり「ヒッグス粒子」がまとわり付きます。
 ですから「プランク粒子」は、1[rad]振動(回転)して初めて「ヒッグス粒子」の影響を受けます。

W.不確定性原理

 「不確定性原理」より、「仮想粒子」で居られる時間tは粒子の質量mに反比例します。
プランク粒子が「仮想粒子」で居られる時間t=プランク時間tpでした。したがって
質量m[s]の粒子が「仮想粒子」で居られる時間t’=tp×mp/m[s]
です。この間「仮想粒子」は光速度cで進むので
質量m[s]の「仮想粒子」が光速度cで進める距離L= tp×mp/m[s]×c[m/秒]=tp*mp*c/m=√(hバーG/c^5)×√(hバーc/G)×c÷m=hバー/mc
です。
 コンプトン波長λ=h/mcなので
L÷λ= (hバー/mc)/( h/mc)=1/2π
です。コンプトン波長λ÷2π=kothimaro長kなので
質量mの「仮想粒子」が光速度cで進める距離L=kothimaro長k
です。

 kothimaro長kは波が1[rad]振動(回転)する長さです。ですから、物質波は1[rad]振動する間は「ヒッグス機構」の影響を受けず光速度cで移動できます。このように、@全ての粒子も1[rad]振動(回転)して初めて、「ヒッグス粒子」の影響を受けると類推できます。

 そして、陽子と中性子間の距離r=Lなので
r= hバー/mc、m=hバー/rc
です。これにrの数値を入れてやれば、パイ中間子の質量mが求まります。