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位置エネルギーとプランク単位系

T.位置エネルギー

プランク単位系と位置エネルギー

 プランク質量mpから、プランク距離lp離れた地点のプランク質量mpの位置エネルギーは幾らでしょうか。
位置エネルギーU=−GmM/r
です。したがって
プランク質量mp同志がプランク距離lpまで近づいた時の位置エネルギーU=−Gmp2/lp=−G×(hバーc/G)÷lp=−hバーc/lp=−√(hバーc5/G)=−プランクエネルギーEp
です。
 ※プランクエネルギーEp=√(hバーc5/G)を使いました。

 一方
プランク質量mp同志が無限遠まで離れた時の位置エネルギーU=−Gmp2/∞=−G×(hバーc/G)÷∞=−hバーc/∞=0
です。

U.速度

落下速度

 では、無限遠まで離れていたプランク質量mp同志が、万有引力で引き合いプランク距離lpまで落下すると、その速度は幾らでしょうか。
プランク質量mp同志の無限遠における位置エネルギーU=−Gmp2/∞=0
でした。一方
運動エネルギーK=(1/2)mv2
です。そして
力学的エネルギー=運動エネルギーK+位置エネルギーU=一定
となります。これを「力学的エネルギー保存の法則」と言います。

 したがって
無限遠の静止しているプランク質量mp同志の力学的エネルギー=(1/2)mp02−Gmp2/∞=0-0=0

 ∴一方のプランク質量mp1を動かさず、他方のプランク質量mp2のみ落下させると
mp2がプランク距離lpまで落下した時の力学的エネルギー=(1/2)mpv2−√(hバーc5/G)=0
です。
 つまり、落下したプランク質量mpの運動エネルギーK=プランクエネルギーEp=√(hバーc5/G)
となります。しかし、両方のプランク質量mpがお互いに落下するので、その運動エネルギーを半分づつ分け合います。

 故に
プランク質量mp2の運動エネルギーK=(1/2)mpv2 =(1/2) √(hバーc5/G)、mpv2 =√(hバーc5/G)、v2=√(hバーc5/G)÷mp=√(hバーc5/G)×√(G/hバーc)=√(c4)=c2、v=c
となります。
 ※プランク質量mp=√(hバーc/G)を使いました。

 つまり、無限遠に静止しているプランク質量mp同志が万有引力でプランク距離lpまで引き合った時、お互いの速度は光速cとなります。

 この様に、プランク質量mpはプランク質量mpを光速にするだけの静止エネルギーを持っているのです。