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移動する時計はお互いに相手が遅れて見えるか


T.相対的静止系

 「C理論」では、宇宙空間を満たす「ブレーン」が「相対的静止系」であり、この「ブレーン」に対して光速度cに近い速度で移動すると、時計は遅れ定規は「ローレンツ収縮」します。

 観測者Aは「ブレーン」に対してv[m/s]で移動しています。静止者Bは「ブレーン」に対して静止しています。ですから、観測者Aの時計aは遅れ、Bの時計bに変化はありません。
 @AがBの持っている時計bを見ると、時計bは速く時を刻んで見えます。BがAの持っている時計aを見ると、時計aはゆっくり時を刻んで見えます。

 決して、移動する観測者Aが「自分は静止しており、Bの方が-v[m/s]で移動しているのだ」と強く念じても、時計bがゆっくり時を刻み始めることはありません。そんなことが起こったら、正に超能力です。

 「ブレーン」が運動の基準となるので、AとBの移動速度は特定されます。
 つまり、観測者Aがv[m/s]で移動しているのです。幾らAが「自分は静止している」と強く念じても、A宇宙全体が-v[m/s]で動き始めることはありません。
 観測者Aの質量をm、残りの宇宙全体の質量をMとします。Aがv[m/s]で動く運動エネルギーE=(1/2)mv2、残りの宇宙全体が-v[m/s]で動く運動エネルギーE'=(1/2)Mv2です。(1/2)mv2≠(1/2)Mv2なので、幾ら強く念じてもAの怪奇現象は起こりません。

U.相対的静止系がないと矛盾する

 一方、A「お互いに相手の時計が遅れて見える。」との主張があります。
 その主張に従うと『移動する観測者Aが「自分は静止しており、Bの方が-v[m/s]で移動しているのだ。」と強く念じると、静止者Bが動き出し時計bがゆっくりと時を刻み始めるのだ。このように「自分は移動している、否静止している。」と自由に設定出来るのだ。
 故に、観測者Aが「自分は静止している」と強く念じると、A宇宙全体が-v[m/s]で動き始めるのだ。
 (1/2)mv2+気のエネルギーE''=(1/2)Mv2なので、Aの現象が起こるのだ。』となります。

 これでは科学ではありません。@の理はGPS衛星搭載の時計の高速移動に伴う遅れで実証されています。
 重力による影響を考えなければ、GPS衛星搭載の時計は地上の時計よりも、1秒間に100億分の2.55秒遅れます。ですから、GPS衛星に搭載する時計は逆に1秒間に100億分の2.55秒速く進む様に設定します。
 これで、軌道上ではGPS衛星の時計と地上の時計がシンクロします。つまり、高速移動するGPS衛星の時計から見ると、地上の時計は1秒間に100億分の2.55秒進むのです。

 A「GPS衛星の時計から見ると地上の時計は遅れて見える」の主張では、両者はシンクロせずカーナビは使えません。


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