• CATBIRD日記 (物理・数学・歴史・哲学・宗教の未解決問題を扱ってます)
  • 遺伝子に刻み込まれた記憶

    怪物や鬼のイデア

     赤ちゃんは、真っ白な状態で生まれてき、あらゆる記憶は生まれてからの経験により獲得するとする考え方がある。何処を探しても、怪物や鬼は居ない。それでは、怪物・鬼と言ったイメージは、単なる妄想に過ぎないのであろうか。

    恐竜や巨大な類人猿

     恐竜が我が物顔で地上をのし歩いていた時、人はねずみの様な生き物であった。ねずみにとって恐竜は、怪物以外の何者でもない。ある程度進化し、小さなサルであった時、巨体の雑食の類人猿を見ると、それは鬼である。ねずみは恐竜を怪物として恐れ、小さなサルは巨体の雑食の類人猿を鬼として恐れるのは当然である。

    犬や鳥のイデアとの比較

     怪物とか鬼とかと言うと、非科学的であると言う人も多い。しかし、過去には実際に存在していたのだ。怪物や鬼のイデアは、遺伝子に刻み込まれた記憶である。現在は絶滅し存在していないだけなのだ。従って、犬や鳥と言ったイデアと同じものである。決して非科学的なものではない。これらの動物のイデアは漠然とした形で遺伝子の中に記憶されている。生後の経験により具体的なイメージとなるのである。