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ガンマ線が光でいられる理由

T.ガンマ線と電子・陽電子

 「超ひも理論」では、物質も光も1本の「超ひも」の振動で表します。そして、振動が多くなると光から物質になります。

 一方、ガンマ線を原子核に衝突させると、ガンマ線と同じエネルギーの静止エネルギーを持つ電子と陽電子が生成されます。逆に、電子と陽電子を衝突させると、2つの静止エネルギーの和と同じエネルギーのガンマ線となります。前者を「対生成」、後者を「対消滅」と言います。

 では何故、ガンマ線は電子よりも高エネルギーなのに何故光でいられるのでしょうか。
 上記のとおり、ガンマ線は@物質が光となったものとA反物質が光となったものの2つを含みます。ですから、ずっと光のままでいられます。物質に戻ろうとすると即光になるからです。

U.光と反光

 物質は「ヒッグス粒子」に動きにくさを与えられ、反物質は「反ヒッグス粒子」に動きにくさを与えられます。《このため物質(反物質)は質量を与えられ、光速度c未満でしか移動出来ず物質(反物質)であれます。一方、光は周波数が低く「ヒッグス機構」を働かせないので、光速度cで伝わり光であれます。》

 ですから、物質と反物質が一緒にあると「ヒッグス粒子」と「反ヒッグス粒子」が一緒に生じます。「ヒッグス粒子」と「反ヒッグス粒子」は、一緒にあると光となるため、物質や反物質に動きにくさを与えることが出来ません。したがって、物質と反物質が一緒にあるとそれらは光になります。

V.電子と陽電子の対生成

 したがって、光と反光が混じっているガンマ線は、幾ら周波数が高くても電子と陽電子にはなれません。その2種類の光(私は@「光」、A「反光」と呼びます)が混じったガンマ線を原子核に衝突させると、電子と陽電子が対生成します。
 @光とA反光は、陽子に衝突し運動エネルギーが静止エネルギーに変換されます。すると、@光とA反光は一瞬電子と陽電子になります。そして、電子は陽子の電磁気力に引かれ、陽電子は陽子の電磁気力と反発します。すると、電子と陽電子は引き離されます。ですから、電子と陽電子はもうガンマ線に戻ることが出来ません。

 陽子以外の電荷を持たない粒子にガンマ線を衝突させても、電子と陽電子は対生成されません。一瞬電子と陽電子に戻っても、すぐ一緒になりも元のガンマ線に戻るからです。
 電子と陽電子が分かれると、それらは周波数が高く「ヒッグス機構」の影響を受け質量を与えられるので、単体では光に戻ることは出来ません。

W. E=mc2

 では「対消滅」が上記の仕組みであることを、「E=mc2」を使って証明します。
 Bv[m/秒]で移動するm[s]の物質の運動エネルギーE=(1/2)mv2です。ですから、Cc[m/秒]で移動するm[s]の物質の運動エネルギーE=(1/2)mc2です。
 そして、電子は光を吸収し移動速度を上げます。つまり、運動エネルギー=光のエネルギーです。Cは光そのもので静止質量=0です。故に、m[s]の物質が光となった時のエネルギーE=(1/2)mc2です。つまり、m[s]の物質の静止エネルギーE=(1/2)mc2です。m[s]の静止質量が0になり、それが(1/2)mc2の運動エネルギーとなったからです。

 また、m[s]の物質が静止しているのは、c[m/秒]で移動しようとする(1/2)mc2のエネルギーを持つ光(ヒッグス機構を作動させるだけの周波数を持つ波動)を「ヒッグス粒子」が止めているからです。ですから止めている「ヒッグス粒子」も(1/2)mc2のエネルギーを持ちます。

 一方、m[s]の反物質の静止エネルギーE=(1/2)mc2です。
 m[s]の反物質が静止しているのは、c[m/秒]で移動しようとする(1/2)mc2のエネルギーを持つ反光(同上)を「反ヒッグス粒子」が止めているからです。ですから止めている「反ヒッグス粒子」も(1/2)mc2のエネルギーを持ちます。

 m[s]の物質とm[s]の反物質が衝突すると、物質の静止エネルギー+反物質の静止エネルギー+ヒッグス粒子のエネルギー+反ヒッグス粒子のエネルギー=(1/2)mc2×4=2mc2のエネルギーを持つ光となります。
 2m[s]の質量は2mc2[J]のエネルギーに変換されるので、「E=mc2」です。このように、m[s]の質量が欠損するとmc2[J]のエネルギーが生じます。