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ビッグバンの仕組み

ビッグバンの仕組み

 私は、宇宙の膨張は、ビッグバンにより物質と反物質が対生成し、それが接触したため大爆発を起こしたものと想定しています。その爆発は、現在も起こっており、そのために宇宙は現在加速膨張しているのです。

電子と陽電子の対生成

 真空に高いエネルギーの電磁波であるガンマ線を入射すると、電子(物質)と陽電子(反物質)が対生成されます。光は電磁波の一種です。従って、ビッグバンの始まりは、真空に大変高いエネルギーの光が差したことで、物質と反物質が対生成され、それらが触れ合うことで大爆発を起こしたと考えます。

 ※何故物質のみこの宇宙に残ったのかは、下記ホームページを参照ください。
 この宇宙に物質のみが残った仕組み

光あれ

 まさに、「光あれ」です。不思議なことに、聖書は宇宙の作り方を述べています。『神は「光あれ」と言われた。すると光があった。神はその光を見て、良しとされた。』
 この様に、十分な量の光を得られれば、貴方も新しい宇宙を創造することが出来るのです。

何処から光が差したのか

 宇宙が出来る前は、何もない真空でした。そこに、どこからか強力な光が差し、宇宙が誕生しました。では、どこから光が差したのでしょうか。

 それは「真空の相転移」の際放出された光であると考えられています。
 「真空の相転移」について説明します。
 宇宙開びゃくの瞬間、宇宙は非常にエネルギーの高い状態にあり、個々の「超ひも」は自由に空間を動き回っていました。しかし、宇宙のエネルギーが、1019GeVになった時、「超ひも」は第1回目の相転移を起こしました。相転移とは、水蒸気が冷えて氷となる様な現象を言います。水蒸気として自由に動き回っていた水の分子は、冷えて相転移を起こし氷の分子として固定され、もはや自由には動き回ることが出来なくなります。

 ここからは、オリジナルです。
 ビッグバンの初期には、「超ひも」は光速を超えて自由に移動していました。しかし、宇宙のエネルギーの低下に伴い、宇宙は相転移を起こし、「超ひも」は固定され網状に繋がったと考えます。

 そして、その「超ひもの網」の上を、物質や光及び重力・電磁力・強い力・弱い力の4つの力は、振動として伝わると考えます。つまり、物質が移動して見える現象は、実は超ひもの物質としての振動が、次々と隣の超ひもに伝わる現象であると思います。そして、「超ひも」の振動自体が光速で伝わるので、何ものも光速以上で伝わることは出来ないのです。
 この様に、真空中に振動していない超ひもがあります。「超ひもの網」が形成される以前は、振動していない超ひもが、バラバラに飛び回っている対称性の高い状態でした。「超ひもの網」が形成された後は、超ひもは中心軸にキチンと並んで網状に結び付き対称性の低い状態となりました。相転移とは、対称性の高い状態から低い状態に転移することを言います。真空が対称性の高い状態から低い状態に転移したので、これを「真空の相転移」と言います。

 宇宙のエネルギーが低下し、一本の超ひもが中心軸を決めると、他の超ひもはそれにならって次々と規則正しく並び網状に結び付きます。これを「自発的対称性の破れ」と言います。

 気温が低下し、水蒸気が氷の結晶となることを「相転移」と言います。この際、激しく動き回っていた水の分子が、規則正しく整列し束縛され動きが少なくなります。その為、「相転移」の際には、余分な運動エネルギーを熱等として系外へ放出します。ただし、熱以外にも光や電気の形を取ることもあります。

 「真空の相転移」により、超ひもは網状に束縛され動けなくなります。そして、余分なエネルギーが光として放出され、その光により物質と反物質が対生成されたのです。